■ 高血圧 

●メカニズム
血圧とは、心臓から送り出された血液が動脈の壁を押す力、つまり血管にかかる圧力のことを言います。収縮期血圧140mmHg/拡張期血圧90mmHg未満が正常値で、160/95mmHg以上を高血圧、その間を境界域高血圧とするのが一般的です。
慢性的に血圧が高い状態が続く場合は高血圧と診断されます。高血圧が良くないといわれるのは、動脈硬化や脳卒中、心臓病などさまざまな病気の誘因となるからです。
血圧が高いと、血管の壁に強い圧力がかかるため、血管壁が傷つきやすくなり、動脈硬化になりやすいのです。さらに、もろくなった血管に高い圧力がかかると、血管が破れやすくなります。これが脳内で起これば脳出血となります。
高血圧の原因の一つは、肥満です。また、たばこを吸うと交感神経を刺激して血管を伸縮させ血管を上げるほか、お酒の飲み過ぎでも血圧が上がりやすいのです。

●この症状をほうっておくと
高血圧には、原因のはっきりしない本態性高血圧と腎臓や内分泌系の疾患などが原因で血圧が上がる二次性高血圧症があります。高血圧の大部分は本態性高血圧症です。
血圧が高くても、安定した状態なら自覚症状はあまり出ませんが、急激に血圧が上がったり高すぎる状態が続くと、頭痛やめまい、動悸や息切れ、耳鳴り、手足のしびれなどの症状が現れます。
血圧の高い状態を放置しておくと危険なので、自分の血圧を把握し、高すぎたら下げる努力を日ごろから心がけることが大切です。

●高血圧予防・解消のためのアドバイス
肥満していて血圧の高い人は、運動することによってまず肥満を解消することが必要です。運動は血圧を下げる効果があると同時に、ダイエットにもなる。ウォーキングなど、軽い有酸素運動が最適です。
栄養素としては、カリウム、マグネシウム、カルシウム、の不足が高血圧を招くという研究結果があります。血中のコレステロールや中性脂肪を下げて血流を良くするには、オメガ3系脂肪酸が有効です。


■ コレステロール 

●メカニズム
動脈には本来、弾力性がある。ところが、動脈壁に脂肪や石灰質が付着することで、動脈壁が厚くなったり硬くなったりします。これが動脈硬化です。動脈硬化が起こると血流が悪くなるため脳や心臓など、さまざまな臓器の働きが鈍くなり、重大な病気を招く場合があります。
なぜ、動脈硬化が起こるのかは、はっきりとは解明されていませんが、遺伝的な体質、高血圧や、血中コレステロールの増加による高脂血症、喫煙、肥満、糖尿病、ストレス、運動不足などが深く関わっていると考えられています。
血管の老化現象とも言われ、40歳以上のほとんどの人たちに見られます。なかには10代の若者に初期の動脈硬化が見られるケースもあります。

●こんな症状のときは要注意
動脈硬化は、硬化が起こる場所によって症状が異なります。体中のどの動脈でも起こる可能性があり、特に起こりやすいのは脳動脈、頚動脈、冠状動脈、腎動脈などである。脳動脈硬化の場合は、立ちくらみ、耳鳴り、興奮などの初期症状が現れ、進行すると脳梗塞や、脳出血などを引き起こします。冠状動脈に硬化が起こると、心臓機能が低下し、狭心症、心筋梗塞、心不全といった心臓発作を起こす危険があります。
このほかにも腎動脈硬化では高血圧や腎機能障害、大腿動脈硬化では下肢に血が通わなくなり壊疽を起こすこともあります。

●動脈硬化予防のためのアドバイス
動脈硬化の予防には、血中コレステロール値を下げ、血管を広く保つ必要があります。そのためには、規則正しい生活習慣が不可欠。特に注意すべきは食事と運動です。まず動物性脂肪の多い食品や甘いもの、アルコールを控え、植物性タンパク質を多く含む食品を中心とした食生活を心がけましょう。
サバやイワシなどの青魚に含まれるEPA,DHAには血液が固まるのを押さえる働きがあるので特にお勧めします。
食物繊維には余分なコレステロールを吸着し排泄する働きがあるので、野菜やイモ、海藻、キノコなどを積極的に摂りましょう。
適度な運動は脂肪を燃焼しコレステロールを減らす効果があります。無理をしない程度に毎日続けることが大切です。



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